3Dアニメーターのアビハルです。
ここでは馬を描こうと参考資料を探してるアニメーターさんに向けて
馬がいっぱい出るアニメとおすすめ回を紹介します。
- 4足歩行
- つま先立ちの骨格
- 人が乗れる
といった4足動物なキャラデザの作品を挙げます。
「ぐんまちゃん」や「ウマ娘」みたいなのは含みません。
みどりのマキバオー
白い馬マキバオーが、日本一の競走馬を目指す話。
熱血スポーツアニメのような作風、馬が走る場面がたくさんある。
場面にもよりますが、
走り1サイクル5枚の絵で動いてることが多い。
リミテッドアニメーションでキビキビ動きます。
パースを誇張したダイナミックな走りがかっこいい。
絵もいいですがカットの切り方やキャラの心理描写も最高。絵面の変化が少ない場面でも間延び感がない。レース中はずっと同じ背景でひたすら走り続けますが、キャラの内面が丁寧に描かれているので 飽きずに展開にドキドキしながら見れます。
アニメは全部で61話。
どの回も馬がいるしストーリーも面白いのでぜひ全話見てほしいんですが、取り急ぎ走ってる場面を見たい人は、レース回を見るのがおすすめ。
おすすめレース回 一覧 ※長いので畳んでます。クリックで開きます
| 第4話『カスケード登場!』 | マキバオーが追い運動で競争する回。手足をバタバタする走りが初々しくてかわいい。 ちなみにカスケードは登場するだけで走らない。 |
| 第11話『つっこめ!たれ蔵!!』 | 新馬戦。マキバオーがまともな馬っぽく走れるようになった。背景だけ白黒フラッシュにしてスピード感出してる場面がある。 菅助君が落馬しそうで耐える場面、ちゃんと手綱を薬指の間に通して握りなおしてるあたり馬具の描写が細かい。 |
| 第18話『行け!!バレリーナ作戦』 | マキバオーvsニトロ(後半)雨の中、泥水を巻き上げながら走るニトロと、つま先立ちで走るマキバオー。菅助くんが泥だらけになったゴーグルを剥がす動作がさり気なく入ってるあたり馬具の描写が細かい。 |
| 第19話『カスケードデビュー!!』 | カスケードのデビュー戦。いつもの熱い泥臭いレースではない、静かすぎて不気味な強者感がある演出がよい。 |
| 第21話『根性 200%!!』 | マキバオーがヒゲ3頭に妨害されるレース。マキバオー視点で囲まれてる様子をアオリで描く圧迫感が特徴ですが、陣形を上から見た構図も多いのでアオリ・俯瞰の絵を探すときはとりあえずこの回見といていい。スミアが強め、コマ送りで見ると変な形だけど動画として見ると滑らかになる系の動き。 あとマキバオーの根性全開の圧が見どころ。 |
| 第25話『三強激走!!勝つのは?!』 | マキバオーvsカスケードvsワクチン。ひたすら走ってるか喋ってるだけの回だけど、逆転できるかドキドキさせる見せ方がよいので間延び感があまりない。 |
| 第26話『勝負あり?!菅助 涙のムチ!!』 | マキバオーvsカスケードvsワクチン(後半)。カスケード走り初披露。菅助くんのムチで追いつくところのカメラワークがかっこいい。ゴール直前に白黒ショック線画の演出あり |
| 第34話『対決!危険なレース!!』 | マキバオーvsアロー(前半)蹴られて転びそうになっても立て直して食らいつくマキバオー。 |
| 第35話『激突!!傷だらけの根性!!』 | マキバオーvsアロー(後半)マキバオーの新走法・マスタングスペシャル初披露。移動値が多い走りなのにコマが少なくて前後にワープしてるように見えるけど、ちゃんと走ってるし疾走感ある。コマ抜きする勇気もらえた。 |
| 第36話『2つの罠!皐月賞スタート!!』 | 皐月賞。アオリと強強パースで駆け抜けてく馬たちがかっこいい。あと親分落馬も見どころ。 |
| 第39話「激闘!!日本ダービー!!」 | ダービーG1(前半)マキバオーvsカスケードvsアマゾンvsベア。 カスケードが風になって追い上げてくる描写が見どころ。(原作でカスケードは黒い風といわれてる)馬にジェット機の音乗せても似合うんだなって学んだ。 |
| 第40話「届け!!日本一のゴールへ!!」 | ダービーG1(後半)マキバオーが飛んだ回。菅助君も新しい乗り方を習得。白黒のショック作画あり。 レース後に全キャラが全身で喜んでる動きがステキ。 |
| 第42話「宿敵・ヒゲ親子の野望」 | ばんえい競馬レース。ばんえい競馬というより、高速で駆けぬける馬車レースっぽい感じ。実際のばんえい競馬みたいな重量感のある荷引きなら「銀の匙」がおすすめ。 |
| 第44話『さらばおかーちゃん!!』 | マキバオーvsマキバコ ヤクザ馬が肘鉄したりライダーキックしたり豪快。(もちろん実際の馬ではありえないギャグ) 前半のギャグと後半の熱い泣ける展開、これぞマキバオーって感じで大変よろしい |
| 第46話『異変?!たれ蔵大変身?!』 | 障害レース回。マキバオーvsスーパースナッズ。ジャンプで障害物飛び越えるレース。 |
| 第47話『発走!!決意の菊花賞!!』 | 菊花賞(前半)マキバオーvsアロー、ワクチン、ベアナックル。競馬とは思えない急斜面(笑)ベアナックルのドタドタ走りも見どころ。いままでの汗と涙と根性の泥臭いレースとうってかわって希望を感じる演出。 |
| 第48話『先手必勝!!菅助の大勝負!!』 | 菊花賞(後半)菅助君がバイクみたいにカーブで傾く。ゴール直前、ワクチンがメリハリのある太い線でが頭ふり見だしながら走る、がむしゃら感がよい。 |
| 第52話『命がけのラストスパート!!』 | 有馬記念(中半)マキバオーvsカスケード、ワクチン、ニトロ。馬群に馬がつっこんで玉突き事故みたいに列が崩れていくところの描き方が好き。 |
| 第53話『注げ全力!!最後の決着!!』 | 有馬記念(後半)つよつよ嘘パースで描かれる命がけのカスケードが最高にかっこいい。菅助君の新しい乗り方がヤバい。 |
| 第61話『走れ!!世界のマキバオー!!』 | マキバオーvsフライドチキン。濃い影がバシッと入ってる引き締まった絵。同じマスタング走法できる馬との勝負。 実際の馬にはない走り方をこんなにいろんな構図で描けるのほんとすごい |
| 第28話『原野の一騎討ち!!』 | マキバオーvsツァビデル(一回戦) 側対歩でものすごい速さで追い抜くツァビデル。ふつうの走りから側対歩に切り替わる瞬間、逆光とスローになる不気味演出がよい。 |
| 第29話『目覚めろ!!野性の力!!』 | マキバオーが側対歩を身につける特訓をする。虎おじさんが側対歩の解説をしてます。チュウ兵衛親分も側対歩で歩いてくれます |
| 第30話『たれ蔵・命がけの疾走!!』 | マキバオーvsツァビデル(二回戦) マキバオーが側対歩に対抗して新しい走り方を習得する。後のマスタング走法。第4話のジタバタ走りを回収してる |
| 第50話『新コーチ・ツァビデル!!』 | ツァビデルが来日して特訓につきあってくれる回。 |
作中でツァビデルという側対歩(そくたいほ)で走る馬がいます。
ふつうの馬は斜対歩が多い。個体や品種によっては側対歩の馬もいる。動物の歩き方については関連記事をご覧ください。
関連記事 動物の歩き方・走り方 / アニメーター向けに4本足の動かし方を解説
馬を側対歩でアニメにする機会は少ないと思いますが、もし必要になったときは参考にどうぞ。
キリンやラクダは側対歩の方が多いです。
進撃の巨人
人間を捕食する巨人と、それを撃退する人類の物語。
移動や巨人と戦うとき馬が出ます。
乗り物馬としてかっこよく描かれてます。名前がついてる馬もいて頼れる相棒感がある。
馬具は現実の馬とよく似てますが、信号弾を入れるポーチが肩についてる点が違う。
| 1期 第17話「女型の巨人~第57回壁外調査①」 | 調査兵団が馬で壁外調査に行く。全体を通して馬がたくさん出ます。バストアップでも静止画を上下するんじゃなくて動画で動いてます |
| 1期 第18話「巨大樹の森~第57回壁外調査②」 | 森の中、女型の巨人に追いかけられる回 |
| 2期 第26話「獣の巨人」 | 中盤:侵入した巨人を撃退しにいく場面で馬が出る。終盤:獣の巨人が馬をぶん投げる場面がある。馬かわいそう。 あとキモイ動きの奇行種がいっぱいいる |
| 2期 第27話「ただいま」 | 序盤:調査兵団が出動するところで馬と馬車が出る。中盤~終盤:サシャとコニーが故郷へ馬で駆ける。故郷に行くときは上手から下手の構図(左向き)、帰ってくるときは下手から上手の構図(右向き)で戻ってきた感出してる |
| 2期 第36話「突撃」 | 捕まったエレンを馬で奪還しにいく回 |
| 3期 第54話「勇者」 | 馬で獣の巨人に突っ込んで馬ごと吹き飛ばされる回。あとリヴァイ斬りがカッコイイ |
街中でモブ馬が通りかかる場面や、ちょろっと出てくる場面も含めたら、この回以外にも結構出てきます。
アルスラーン戦記
祖国を奪われた王子が、国をとり返す冒険のなかで成長していく話。
ただのバトルものではなく、政治的駆け引きや戦略が描かれた歴史ファンタジー。
中世の中東っぽい世界観で、乗り物馬がよく出ます。
合戦シーンは騎馬隊の大群がぶつかりあう群衆アニメーション。
馬に乗りながら剣・槍で戦うことも多い。
| 第一章 エクバターナの栄華 | 冒頭の合戦で騎馬隊突撃シーンと、終盤で捕虜少年が馬にしがみついて脱走するシーン(馬具なし)。他に街中にモブ馬もちらほら。 |
| 第二章 十四歳、初陣 | 後半の合戦シーン。騎馬隊が突撃して反撃される。 |
| 第三章 黒衣の騎士 | 常に馬で行動してる。全体的に馬がいる場面多め。馬の上から剣や槍を振る場面あり。 |
| 第八章 裏切りの英雄 | 1000人の騎馬隊に主人公たちが崖上から奇襲かける回。ダリューンvsカーラーンの馬乗りながら槍の一騎討ち。 |
| 第十章 カシャーン城塞の主 | 冒頭で主人公たちが敵の大群に見つかる。馬から弓を打つ場面あり。 |
| 第十二章 騎士の忠義 | 前半でヒルメス部隊vsゾット族。後半で主人公たちvs追手。馬から剣でズバズバ斬ってく。 |
| 第十四章 異国の王子 | シンドゥラの大群を迎え撃つ回。合戦の群衆アニメ。 |
| 第十六章 落日悲歌 | シンドゥラの戦象部隊vsパルスの騎馬隊。馬がひとっとびで象の背中に乗るのはムリがあるような |
| 第十九章 冬の終り | パルス軍vsルシタニア軍。合戦の群衆アニメ。 |
| 第二十三章 聖マヌエル城の攻防 | マヌエル城でパルス軍vsルシタニア軍。馬から槍や剣で斬る場面多数。 |
| 第二十四章 決戦 | 最終決戦。馬で城に突撃して敵兵を蹴散らしていく。 |
スピリット
野生馬が主人公。人間に捕まり、脱出して故郷を目指す話。
全てのコマが動くフルアニメーション。すごく自然で滑らかに動きます。
馬が喋らないのに感情が伝わるくらい挙動が細かいです。
1話完結の映画なので1話だけ見ればOK。
ほぼ全部の場面に馬がいるので全部見てヨシ。
スピリットは以前レビュー記事も書いたので、詳しくはそちらもどうぞ
関連記事 神作画の馬アニメ「スピリット」を紹介
ワルキューレ ロマンツェ
馬から槍で一騎討ちする競技「ジョスト」を描いたアニメ。
内容は スポ根+学園ラブコメ といった感じ。
ジョストは馬ですれ違う一瞬が勝負。その一瞬の出来事をスローで描く映像表現が特徴。槍で突くアクションも迫力がある。
絵が綺麗、一騎討ちシーンもかっこいいので作画の参考に見るのはいいんですが、エロ描写が多いので会社で見るときは気をつけたほうがいい。
シリーズ序盤と終盤、試合がある回がおすすめ。
中盤は日常ラブコメ中心で馬の出番すくなめ。
| 第1話 桜の園 | ハデでかっこいい試合シーンが見どころ。主人公の愛馬・さくらの描写がリアル馬すぎて一瞬かわいくないと感じるくらいリアル。(ホメてる) |
| 第3話 決闘の朝 | 美桜vsベルティーユの決闘。主人公のデビュー戦。相手の裏をかく作戦と、持ち前の動体視力で攻撃をかわす。瞳に映る槍で動体視力を表現しているのが良い。 |
| 第4話 騎士の資格 | 茜vsリサの決闘と、互角の戦いに乱入する貴弘。最初は霧がかった天気で始まるけど、美桜の迷いが消えて決意を固めるにつれて晴れたキラキラ明るい絵になる。 |
| 第10話 激闘 | 夏の大会。3段突きをキメるシーンが見どころ。 |
| 第11話 勝利のゆくえ | 準々決勝~順決勝戦。スポ根らしい試合、雨も降るなか全力で戦う。 |
| 第12話 夏の終わりに | 決勝戦。ジョストを通してみんな成長したラスト。試合そのものはダイジェストで進むので描写短い。 |
銀の匙
農業高校の生活を描いた学園モノ。
主人公の成長を描いた青春ストーリーとしても面白いアニメ。
農業の厳しい現実に向き合うテーマもありますが、基本テンポが良いコメディなので重くなりすぎない。ギャグとシリアスのバランスが良い、ちゃんと考えさせられる作品。
牛とか豚とかいろんな動物がいますが
主人公は馬術部なので馬はとくによく出ます。
馬術部が活躍する回がおすすめ。
ばんえい競馬の話もあります。(北海道にある荷引きの馬レース)
| 1期 2話 八軒、馬に乗る | 馬にビビってた八軒くんは左側(下手)に配置されてることが多い。最終的に馬に乗れるようになって、世界が広がるところで右側(上手)配置の構図になる |
| 1期 3話 八軒、豚丼と出会う | ばんえい競馬を見にいく回。ちゃんと馬具がばんえい競馬のもので描かれてます。頭絡が耳で輪っかになってるとか、手綱が肩を通してるとか。 |
| 2期 3話 八軒、高く跳ぶ | 障害レースの練習回。マロン号のさりげない感情表現が良い。最初は耳が伏せてて機嫌悪そうだったけど、八軒くんが馬と向き合うようになってからは、八軒くんの声に反応して耳がピコッと向いてる。 |
| 2期 4話 南九条、あらわる | 馬術部が障害レースの大会に出場する。馬に乗ってジャンプする場面がいっぱいある。マロン号が八軒くんと走るときはやる気満々な感じ、アキちゃんと走るときはスピーディーで動きが違う。 |
逃げ上手の若君
鎌倉幕府の滅亡後、生き延びた北条時行をテーマにした歴史フィクション。
主人公の北条時行は逃げ足がはやいという設定。ふつうのバトル物とちがって、敵を倒すのではなく逃げ延びる勝負。逃走シーンのスピード感が気持ちいい。
馬は移動用でときどき出ます。
北条時行や小笠原貞宗が馬に乗りながら弓を撃つ場面があります。
| 第四回 貞宗登場! | 犬追物対決(前半)時行vs貞宗。馬に乗りながら弓を撃つ。弓の撃ち方「弓手」「馬手」の解説があってためになった。 |
| 第五回 決着!犬追物、そして… | 犬追物対決(後半)時行vs貞宗。馬に乗りながら弓で後ろ撃ち。「パルティアンショット」お披露目回。 |
| 第六回 盗め綸旨、小笠原館の夜 | 貞宗が馬で追跡したり、ゲンバ君に翻弄される回。 |
| 第十二回 がんばれ時行、鎌倉奪還のその日まで | 馬での合戦のほか、弧次郎vs和田米丸が刀で斬りあう騎馬戦がある |
戦国BASARA
同タイトルのゲーム原作のアニメ。舞台は戦国時代ですが史実とだいぶ違う。
アクションがとにかく派手、炎を操ったり竜巻を発生させたり、豪快でやりたい放題。歴史モノというより超人バトルに近い。リアルさよりスタイリッシュアクションに振り切った感じ。
キャラが濃くて、武将それぞれ馬の乗りかたが個性的。伊達政宗は不良のバイクみたいに乗ってるとか。武田信玄は馬の上で仁王立ちしてるとか。
馬にバイクのハンドルとマフラーついてるし若干おバカ要素ある。
馬もほぼ飛んでるくらいジャンプしたり垂直な壁を登ったり、現実ではありえないアクションをしてくれます。
| 第一話 蒼紅 宿命の邂逅! | 冒頭で武将たちが馬で登場するシーンと、終盤で騎馬隊が山越えする場面がある |
| 第二話 戦慄!桶狭間の遭遇 | 馬で城の石垣を超える流れがメチャメチャすぎて笑った |
| 第四話 揺れる緋の華 悲を呼ぶ信義! | 戦闘はありませんが移動用で比較的馬が出る |
| 第五話 壮絶!長篠・設楽原の義戦 | 騎馬隊が戦場を駆ける。あと本多忠勝がガンダムみたいに出動する |
龍の歯医者
龍が国の守護神である世界。龍を虫歯菌から守る少女と、生き返った敵国の少年が、戦争に巻き込まれる中で生死を受けいれる話。ちょっと抽象的なストーリーでしたがそんな感じです多分。
馬の出番は少ないですが絵が印象的だったので紹介。
龍の歯をめぐって敵と追いかけっこするシーンで馬が出る。馬が走ったまま下馬したり落馬したり、それでも止まらない疾走感が気持ちいい。
敵は馬の手綱を薬指にかける正しい握り方してて強キャラ感ある、主人公側のベルはグー握りしてて新参者らしさある。こういう細かいキャラ描写が良い。
後編・殺戮虫編 14:00~17:30で見れます。
以上、馬が活躍するおすすめアニメでした。
今後もいいアニメがあったら追記していきます。ジョジョのスティール・ボール・ラン楽しみですね。